1x9速で走ってきた
今日の関東地方は移動性高気圧に覆われ、雲ひとつ無い晴天である。
こんな日は自転車で走らないと勿体無いので、午後は時間を作り近所をブラブラしてきた。
昼間は展望デッキが一般開放されているのは知っていたのだが、近所に住んでいると意外と行かない場所というのが有って、ここもその中の一つだった。
まあ「いつでも来れるし、また今度で良いか」というヤツだ。
なので、脇を通り掛ってもいつもは素通りしてしまっていたのだが、一度も寄らないのも勿体無いので今日は登ってみる事にした。
見晴らしが良い上に風が心地よい。
もっと早く登っておけば良かった。
何事も食わず嫌いは良くないな。
さて、本日は1x9速してから3回目の走行である。
フリクション化したSL-A050は、ギアが一枚増えた影響で操作が若干デリケートになってしまったが、これはすぐに慣れた。
大きなシフトレバーを最大活用して操作すれば良いだけの話だ。
SL-A050のレバーはお世辞にも格好良いとは言えない形状だし、私自身も最初はデカくて格好悪いと思っていたのだが、リアディレーラーをフリクションでミリ単位で横移動させるには、むしろ結果的に好都合なデザインだ。
そもそも昔はWレバーで乗っていたので、片手を離してのシフト操作はすぐに慣れた。
停止前のシフトダウンも、ある程度スピードが落ちてから左ブレーキレバーだけ握ったままシフト操作をすれば問題無い。
スラムの9速11-34tのスプロケットとAceraのRDの組み合わせは、左側から見ると妙にソリッドな絵面になってしまった、、、
チェーンをピンで繋いだ部分の「暴れ」は馴染んで収まり、ギアチェンジはすこぶる良い感触だ。
フロント38tは、私の走行速度域にピタリと嵌っている。
登り坂も問題無い。
チェーンラインの関係上リア34tと30tでチェーンリングにシャリシャリ音が出るが、常用ギアではないので気にしない。
フロントディレーラーが無くなったのでシンプルになった見た目は、私的には好印象だ。
Aceraのクランクアームのデザインも、見慣れると中々男前である。
ところで、以前書いた記事へのコメントで、10速用ホイールに装着出来る11速スプロケットが存在するとの情報を頂いた。
そのスプロケットの存在は薄々と知っていた程度だったのだが、興味が出たので少し調べてみた。
私が聞きかじりで知っていた11速ホイールに関しての情報は、以下の2点だった。
・10速用ホイールと11速用ホイールは、対応するスプロケットの幅が違うので、フリーホイールの幅が違う。
・11速用ホイールは、限られたエンド幅の中で幅が広いフリーホイールに対応する為に、右側のスポークがセンター寄りにオフセットされている。
ここまでは理解出来る。
でも、よく考えてみればおかしいではないか。
10速分の幅のフリーホイールに11速分の幅のスプロケットを装着するのは、物理的に不可能な筈である。
一体どのような構造にすれば10速ホイールに11速のスプロケットが嵌るのだろうか、、、?
しかし調べてみたら、答えは単純だった。
要はスプロケット自体が、ローギア1枚分センター寄りにオフセットされているのだった。
10速分のスペースの更に内側に、ローギアが配置されているのだ。
ああ、これは逆転の発想だな、と思った。
リアディレーラーがスポークに干渉しないか心配になってしまう構造だが、リアディレーラーをカッチリ調整してあれば問題ないらしい。
10速ホイールのユーザーを置き去りにしない企業姿勢。さすが世界のシマノ。最高だ。
まあ、11速化は今のところ考えていないけどな。
それでは。
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