初めて往復100キロにチャレンジした時の話
3連休3日目だ。
今日は午前11時以降は家に居なければいけなかったので、朝9時前に出発して40キロ程走りホームセンターで買い物を済まし帰宅した。
今日の買い物はこちら。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
左の頭が錆びたボルトはコラムヘッドのボルトだ。
このひと夏の私の汗で錆びてしまったようだ。
錆びて初めて気づいたが、鉄のボルトだった。
走行中に視界に入り易い部分が汚いと何か嫌なので、同じ寸法の錆びないステンレス製ボルトに交換した。
ボルトの価格は¥40だ。
たった¥40で綺麗になって、少し得した気分である。
さて本題です。
8月某日
近いうちに往復100キロを超えてやろうと心に誓っていた私だが、連日の猛暑と連続発生の台風により計画を先延ばしにしていた。
しかし8月末の休日が、ちょうど良い曇り空で予想最高気温も30度程度だったのだ。
「今日ならいける」
私はかねてからの計画を実行した。
コースは、江戸川サイクリングロードの終点関宿までの往復。
でもそれだと100キロを割りそうだったので、行きは途中から運河沿いに東に走り、利根川沿いを北上し、復路は江戸川サイクリングロードを南下する事にした。
運河沿いの道は春に行った時に中々景色が良かったからまた行きたかったので、こういうルートになった。
7月の最高気温35度以上の日に手賀沼から復路のアップダウンの多い県道を走行中に「熱中症一歩手前」の状態を体験して以来、真夏日のサイクリング恐怖症になっていた私だが、この日は曇り空のおかげで往路は問題なく関宿に到達出来た。
この私が、自転車で千葉と茨城の県境まで来てしまった。
右手には筑波山がくっきりと見えた。
少し感動である。
それは良いが、なんか雲が薄くなって来たのが少し気になっていた。
江戸川と利根川の分岐地点はすぐ先である。
自転車でこんな場所まで来れてしまった。素晴らしい。
江戸川サイクリングロードを下り始めると、川底をさらうのに使用していたらしい重機が野ざらしで展示してあった。
良く解らないが大迫力である。
男の子はこういうのに弱い。
さて、復路はお約束の向かい風だ。
往路で少し寄り道(道に迷うとも言う)をしてしまったので、もう既に70キロは走っているので結構足に来ている。
しかもこの頃はペース配分とかは、まるで考えていなかった。
おまけに午後の天気は予想がはずれ晴天になってしまった。
気温が急上昇しているのを肌で感じる。
これはまずい、、、
ここから先はホントにキツかったので、復路の写真とかは一切無いです。
私は容赦無い向かい風と暑さに負けて、一旦サイクリングロードを降り、野田市内のコンビニでアイス休憩をとった。
そしてコンビニの建物の日陰でアイス最中を食べて休憩した。
そんな、日焼けした腕を汗で黒光りさせながら野田市内でアイスを食べているおっさんに、同じく日陰で休憩していた老夫婦が唐突に話しかけて来た。
ご婦人「どちらまで行かれるんですか?」
私「え?、、、江戸川区まで」
老夫婦「えっ!」
ビックリされてしまった。
私「え、いや、、朝出発して関宿まで行って、これから家に帰るところなんですけど」
老夫婦「ええっ!」
詳しく説明したら2度ビックリされてしまった。
仕方が無い。
好きでやっているのだが、常人から見たら明らかに常軌を逸した行動である。
ご婦人「趣味なんですか?自転車」
私「ええ、まぁ、そんなところです」
ご婦人「そうですか。お好きなんですね、自転車。お気をつけて」
私「ありがとうございます」
お互いに軽く会釈をし、私はクロスターさんに跨り暑い夏の強風の中を家に向かった。
延々と強い向かい風と炎天下の中を走り、帰りのサイクリングロードの最後のトドメの登り坂で足が終った私は、インナー30Tの存在をとてもありがたく感じた。
そして、100キロを目標に走った筈なのに、家に着いたらサイコンのトリップメーターは有り得ない数字を表示していた。
長距離を走るときは、往路のペース配分がとても重要だと学習した一日であった。
それでは。