再び旧クラリスのクランク(オクタリンク)
前回リアスプロケットを13-23tから11-28tに変更しクランクセットも2400のトリプルクランクに戻したところまで書いたが、換装後計200キロ程走行したので、その感想とアウターで走れなくなっていた理由等も考え書いてみたい。
まず新しいギア比についてだが、全く問題ない。
心配していたアウター50tも踏めるし、インナーロー30t+28tならば急坂も普通に登れる。
28/30=1.071である。
やはりの私のような脚力の無い乗り手にはギア比1:1に近い組み合わせのギアが必要なようだ。
もう一つ心配していたリアの11-13-15-17-19-21-24-28tの歯枚数だが、トップ側が以前の13-14-15-16-17-19-21-23tよりも1t開いてしまったが、特に違和感を感じずに乗れている。
クロスター初期装備品の11-13-15-18-21-24-28-32tの常用ギアがワイドレシオ過ぎて乗りにくかったので、つい8速のクロスレシオ(つまり超平地仕様)を組んでしまったのだが、今から思えば最初から11-28tで良かった気がする。
アウターを踏めなくなってしまっていた理由、、、
1.楽をし過ぎていた。
私の巡航スピードは、せいぜい時速20キロ台、出しても30キロ程度(長くはもたない)である。
この速度域ではフロントが39t有れば充分だった。
なにしろエンジンがポンコツなので、無理して重いギアで走るよりも、軽いギアを使い回転でカバーするほうが楽だったのだ。
とにかく、昔のオートバイ事故で負傷歴の有る爆弾を抱えた膝に負担を掛けたく無かった。
しまいにはリア13-23tに合わせてフロントも小径化する始末である。
「アウターは重い」と感じていただけで、踏み方の工夫をする努力などは一切していなかった。
2.脚力が付いている自覚が無かった。
2年前から通勤経路が変わり、私は平日は毎朝電車の乗り換え駅で地下5階から地上2階まで登る必要がある。
クロスターを買う前はエスカレーターを途中までしか歩いて登れなかった。
しかし自転車通勤をしている訳でもないのに一年で4000キロも走れば、貧脚なりに脚力は付くものである。
最近は普通にエスカレーターの頂上まで歩いて一気に登れるようになっていたのだが、階段を登る為に使う筋肉とペダルを回す為の筋肉は使う場所が違うと思っていたので、これは乗り換えに慣れて階段を登る為に使う筋肉が付いたのだと思っていた。
事実、相変わらずアウターは重くて踏めなかったからだ。
でも良く考えれば、1本の足である。
確証は無いが、おそらく階段を登る為の筋肉と自転車で走る為の筋肉は何処かで一部重複しているのではないだろうか。
最初の1年はエスカレーターの頂上まで登れなかったのに、自転車購入後1年で急激に登れるようになっていた事に気付いていなかった。
アウターを踏める筋力も付いていたかも知れないのに、そこにも気付いていなかった。
3.「アウターは重くて踏めない」という思い込み。
これは本当に思い込みである。
アウターは重くて当たり前なのだ。
力で回そうとするから重いのであって、無理なく回す乗り方を考える努力もせずに「楽だから」という理由だけでセンター常用に逃げていれば、アウターは踏めなくて当たり前なのだ。
事実クラリスを再装着するまえのフロント44tは、最初は重たかったが無理に力で踏み込まない回し方を心掛けたらリア13-23tのままでも踏めた。
アウターを踏めるという自信が付いたら、リアスプロケットを11-28tに同時交換というアシストは有るにしても、フロント50tも踏めている。
気持ちって、大事ですね。
それでは。
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