ディレーラーハンガーのタップ立て
先週の話なのだが、たまたまパナモリの中古フレームを購入したお店の前を通り掛かった。
まだ開店準備中のようなので、なるべく邪魔をしないように少しだけ寄っていく事にした。
店の前に自転車を停め、店主に挨拶をすると、
「あ、珍しい人が来た。自転車の調子はどうですか?」
「それはもう、調子は良いですよ」
「それは良かった。特にお困りは無いですか?」
あ、しいて言えば、リアディレーラーの取り付けボルトの入りが、少し硬かったな。
ボルトの頭さえ入ってしまえば大丈夫なのだが、頭が入るまでに抵抗が有って、無理にねじ込むと舐めてしまいそうな嫌な感触が有ったな、、、
店主にそれを伝えると、
「ねじ山にもメッキが乗ってるので、タップ立てたほうが良さそうですね。自分でやった事有ります?」
出来ますと答えると、
「同じサイズ店にもう一本有りますから、貸しますんで使ってください」
店主は5mm径のタップを私に手渡した。
「ありがとうございます。助かります。使い終わったら返しに来ます」
タップを貸してくれただけでは無く、オーストリッチの輪行袋の素材で作られたマスク(試供品)まで貰ってしまった。
本当に良い人だな。
さて、今日は朝からタップ切りである。
借り物のタップと、自前の工具。
元バイク乗りは、これ位は持っているのだ。
まあ確かによく見ると、メッキが乗って少し歪なねじ山になっている。
余談だが、このフレームはロードエンドである。
ネジ山に油を塗って作業開始。
うほっ。
面白いように削りカスが出てくる。
削り屑をパーツクリーナーで洗浄した後に、グリスを塗って再組み付けである。
さて、タップ返しに行くか。
しかし道中、シフトチェンジにあからさまな違和感が、、、
このインデックスが合っていない感じは、、、
ああそうか、解った、そういう事か。
多分、前回リアディレーラーを組み付けた時、強く締め込んだつもりのボルトが、微妙に一番奥まで到達していなかった。
ねじ山のせいで。
今回はねじ山を浚った後なので、ちゃんと奥まで到達している。
つまり、ディレーラーがほんの少し内側に入ってしまっているのだ。
帰ったらディレーラー移動幅の再調整だな、こりゃ。
それでは。
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ねじ山がちゃんとなって無いと、こんな事が起こるのね。