パナモリが大体完成
4月に衝動買いしてしまった、30年近く前のパナソニックのフレーム。
店主の趣味でフォークはクロームメッキ、フレームは亜鉛メッキで表面処理してある。
塗装を落として、知り合いのメッキ工場に持ち込んだらしい。
亜鉛メッキというのは、道端でよく見かける鉄パイプや、網状の側溝の銀色の蓋等の、アレである。
まあ、フレームが鉄パイプだから亜鉛メッキというのは、少々シャレが効き過ぎている気がしないでもない。
店主は店に有るパナソニックの1991年のカタログを開いて私に見せてくれた。
原型はこれらしい。
パナソニック レ・マイヨE
メインの三角はクロモリ、フォークと後ろの三角はハイテンである。
店主曰く、パナソニックのこのタイプのフレームは、現在でも基本的な構成は変わっていないという。
まあ、確かにストレートドロップエンドが選べるようになってはいるものの。ラグの形状等は殆ど同じ形に見える。
古い鉄フレームなので、当然裏側には錆が浮いている。
ただ、致命的なボロボロの赤錆では無く、表面にうっすら浮いているような錆だ。
鉄フレームは錆びる。
錆の進行を100%食い止める事は出来ない。
だが、手入れや扱い方次第で、錆の進行を遅らせる事は出来る。
どうやらそれが鉄フレームとの付き合い方のようだ。
古いパナモリをどうにか走れる状態に組み上げ、最初はCAAD8がメインでレ・マイヨはサブ扱いだったのだが、いつしかそれは逆転した。
乗っているうちに、鉄フレームの方が楽しいと感じるようになって来てしまった。
エントリーグレードのアルミよりも、古くて重い鉄のほうが、明らかに速度の乗りが良いからだ。
いや、体感的に良く感じているだけなのかも知れないが、少なくとも体感的に楽しいと思えるのは、鉄の方だった。
何故かは解らない。
しいて思い当たるのは、リアホイールをロードエンド前方の位置にセットしているが故、チェーンステーがCAAD8の408mmよりも更に10mm程短い設定になってしまっているからだろうか。
こうなると、段々欲が出て来て、今有るパーツでグレードアップさせたくなってしまう。
CAAD8からWH6800とRD5701と中空クランクを移植した。
スプロケは20年程前の8速デュラ13-23t。
「おお、これは、、、、何か楽しいぞ」
フロントディレーラーは換えるのが面倒臭いので3枚用のFD2403のままだが、2枚でも普通に動作するので、問題無い。
チェーンリングは48t-32t。
私は実を取る主義なので、クロモリにブラックパーツを容赦なくブチ込む。
ブレーキは、最初はテクトロのキャリパーにシューだけ6800で組んだのだが、握力勝負のブレーキングに指が悲鳴をあげそうなので、BR4500を中古で入手した。シューは6800のままである。
タッチは幾分改善したものの、最終的に握力勝負になるのは変わらない。
いつかBR5800(ブラック)をCAADから引っぺがす時が来るかも知れない。
ポジションは、最初は見た目重視で組んだ結果、スパルタンになり過ぎてしまい親指と人差し指の間が痛くなるポジションになってしまったので、ステムを15mmほど突き出した。
上ハン部分が水平ではないシャローハンドル(日東105)では、私はこの高さが限界である。
日東の26mm径のアナトミックシャローに換えれば、ステムをもう少し低くは出来る。
それでは。
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