ちょっとCAAD8に試乗してきた
早ければ今週中にケーブルガイドが届く筈だったのだが、昨日自転車屋さんに問い合わせたら、まだメーカーの在庫の確認が取れていない状態らしい。
意外と時間が掛かるな。
ああ、これは最悪アメリカからの取り寄せで、発注後に船便で一週間くらい掛けてのんびり輸送される所まで、覚悟する必要があるのかもな。
過去にアメリカ製のオートバイの部品で、それをやられた記憶がある。
まあ中々届かない部品が到着するまで目の前に有るCAAD8に乗れないのもモヤモヤするので、取り敢えず乗れる状態にしてしまい、少し試乗する事にした。
まずはタイヤの交換だ。
バラバラにしてしまったクロスターは、いずれ街乗り用に復活させる予定である。
するとどのみちタイヤはもう1セット必要なので、思い切って新調してしまった。
私にはちょっと細過ぎるかもしれないが、せっかくロードフレームになったのだから、一度くらいは23cを試してみよう。
人生何事も経験である。
イノウエのタイヤにした理由は、信頼出来そうなメーカーの23cタイヤで、一番安かったから。
ただそれだけ。
形状は、表面に溝は無いないのだが、少し凸凹したパターンが入っている。
セミスリックといった所か。
リアディレーラーにケーブルを張れない状態なので、リアのスプロケットはディレーラーのトップ側の調整ボルトで追い込んで、取り敢えず15tに固定してみた。
外から3枚目までは行けるようだ。
4枚目の17tまで行けない事も無いが、カリカリ音が出るのでやめておいた。
調整無しで11t固定で走るのは、流石にしんどい。
因みに38tシングルのクランクセットも11-34t9sのスプロケットも、クロスターからマルッと移植しただけなので、ギア比は変わっていない。
ポジションは数値は測っていないが、体が何となく記憶しているクロスターに乗っていた時のポジションに、近づけたつもりだ。
ハンドルだけは数ミリ低いかな、、、
私はフィッティングに3万円払う勇気を持ち合わせていないので、これで良い。
でもまあ、これで取り敢えずは走り出せる。
さて試乗のコースであるが、15t固定の慣れない自転車と人生初23cなので、いきなり遠出はしたくない。
キャリパーブレーキにも、まだ慣れていないしな。
かと言って余り近すぎても、クロスバイクとの違いが解らなそうだ。
なので、少し家から離れたスーパーでパウダーのスポーツドリンクを買って、その後千葉県側に川を渡り、〇イクリーで予備のチューブを買って帰ってくる事にした。
これで大体20キロ程だろう。
サイクリングロード有り、幹線道路有り、橋の登り有り。
試し乗りにはちょうど良さげなコースだ。
まず江戸川サイクリングロードで、緩めのポタリングペースで少し様子を見てみる。
あれ?おかしいな、、、
クロスターだと時速18キロ程度の力の入れ具合なのだが、時速20キロを切らない。
車道に出て足の回転を速めると、フロント38tのリア15tなのに、あっさり時速30キロに到達してしまった。
しかも28cタイヤを履いたクロスターよりも、23cのCAAD8のほうが乗り心地が良いのだ。
なんだろう、路面の情報自体はしっかりと体に伝えて来るのだが、荒れた路面や継ぎ目の、嫌な感じの硬い衝撃だけは、ぼかして柔らかくしてから伝えて来るというか、、、
そう言えば先日CAADに28cタイヤで2キロほど乗った時は、タイヤもホイールもクロスターから移植しただけなのに、やけにフワフワした乗り心地になったな、と感じた。
カチカチのアルミストレートフォークからカーボンフォークになったので、ハンドルへの硬い衝撃が減るのは当然なのだが、尻に伝わる硬い振動も減ったので、きっとこれが縦方向の衝撃は逃がすフレームという物なのだろう。
同じアルミフレームなのに、これはもう完全に別な乗り物である。
石畳風やレンガ敷き風の路面も走ってみた。
カチカチに硬いクロスターはこういう路面が大の苦手で、硬い衝撃が全身に伝わり続けるだけでは無く、走行速度がてきめんに低下する。
速度を維持する為には、硬い振動に耐えながら漕ぎ足して走り続けるしかない。
しかしCAAD8は、こんな路面でも何事も無く走破してしまう。
速度の低下もほんの僅かだ。
目から鱗である。
やはりクロスターは前後フェンダーとキャリアでも装着して、街乗り&お買い物仕様の自転車として復活させよう。
そもそも、そういう用途向けの自転車だしな、、、
幹線道路に出て、車道の左端を走る。
うっかり大き目の小石を前輪で踏んでしまい、その瞬間ハンドルが少し取られた。
23c怖ええ。
危ない危ない。
タイヤを細くしてしまったから、路面状態の確認は今まで以上に慎重にならないとな。
初めての23cだが、きっと慣れれば問題無い。
多分問題無いと思う。
問題無いんじゃ無いかな。
まちょっと覚悟はしておけ。
直進安定性はやや低く感じた。
ここはクロスバイクに分が有るな。
しかしこれは、慣れで解決しそうな問題な気がする。
逆に旋回性はクロスターよりも高い筈で、実際サイクリングロードの90度クランクが連続する部分では、今までは相当身構えてから曲がっていたのだが、とても自然にすんなりカーブを通過出来るようになった。
さて、橋の登りである。
リア15tだし、無理なら押して登るしか無いと思っていたのだが、何とか登れてしまった。
この程度の坂なら15tでも行けてしまうのか、、、
やっぱりこのフレーム凄いな。
105のキャリパーブレーキは私には完全にオーバースペック気味だが、ある所から急激に製動力が立ち上がるVブレーキよりも、これなら安全確実に止まれると思った。
コントロールがし易く確実に止まれるブレーキは、自分の身だけでは無く、周りの歩行者や自転車で走る人達の身の安全をも保障すると思う。
関係無いが、〇イクリーには予備のチューブを買いに行った筈なのだが、何故かシートポストを衝動買いしてしまい、チューブを買い忘れて帰って来たことは、ここだけの話である。
肉抜きされた造形に一目惚れしてしまったのだから、仕方が無い。
OVALのパーツについては詳しく無いのだが、FUJIの完成車に良く装着されているらしい。
そう言えば、NAOMIちゃんにもOVALのパーツが随所に装着されている。
最近ちょっと散財が過ぎるので、自重しないとな。
それでは。
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